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最強の「ポートフォリオ」とは:『ビジネスエリートになるための 投資家の思考法(奥野一成)』

2023年3月4日

いだゆ

長野県出身。関東圏で働くサラリーマン。
明治大学を卒業後、オンワード樫山、ジョンソン・エンド・ジョンソン等に勤務。
趣味は読書(年間200冊ほど)、旅、犬猫。
【Twitter】@tabihonkoe
【Note】https://note.com/yuki423

最強の「ポートフォリオ」とは

「ポートフォリオ」という言葉がある。
主には、「金融商品(現金や預金、株式や債券、不動産など)の内容や組み合わせ」といった文脈で使われることが一般的だ。
ここ数年の投資ブームで、この言葉を目にする機会も飛躍的に増えてきた。

本書では、「ジブン・ポートフォリオ」という概念を提唱し、
「自分で働く=自分資産」と
「自分以外に働いてもらう=金融資産」
を組み合わせる、という考え方を説いている。

この両輪は、互いに相乗効果を発揮し、好循環を形成していく。
そして、それを回していくことが、自らの人生を最大限有意義にするだけでなく、社会への貢献にも繋がるということが、読み終えた頃にはストンと腹落ちしていた。

「自己投資」と「金融投資」の本質を学ぶことができた。
非常に「投資対効果」の高い1冊。

抜き書きメモ

(※個人的なメモのため、一字一句が本文と同じではありません)

「投資はギャンブルだ」という人がいますが、今はむしろ、終身雇用を前提に、将来のことを考えずに日々の労働だけして生きる方が、ギャンブル性の高い時代になっています。

ウォルト・ディズニーの株式に投資することは、ミッキーマウスに働いてもらうということなのです。アマゾンに投資することは、ジェフ・ベゾスという稀代の経営者を「部下」に持つことができるということです。

キーエンスが売っているものは、顕微鏡ではなく、プロセスの改善という顧客の満足なのです。顕微鏡でサンプルを観察する手間や労力も含めたプロセス全体を改善することで、顧客が抱えているもっと大きな問題解決を提案することに成功したのです。

キーエンスが顧客に提供しているものは、単なる製品ではなく、顧客の問題解決です。キーエンスの営業担当者は、独自ノウハウによりシステマティックに養成された「コンサルタント」なのです。ここにキーエンスの並外れた収益力とその従業員の高給の秘密があるのです。

全ての経済活動は、顧客の問題解決である。お金は問題解決してくれた人や企業に集まります。

考えて欲しいのは、「あなたの売ろうとしているバルブが、取引先が抱えているどんな問題をどう解決するか」ということです。これに一定の答えを出そうとすれば、取引先のビジネスそのものに対する知見が必要になります。

取引先のビジネスプロセスを観察し、その課題は何かを考えて、改善に向けたアイデアを提案していく。

顧客の問題に接しているうちに、自社のバルブの問題点・改善点も見えてきます。自社バルブの改善案を開発部門に提案することができれば、さらにあなたの営業担当としての付加価値は高まります。顧客は取引先だけではないのです。

どのような企業・職種であっても必ず「顧客」が存在し、そこには解決するべき問題があります。なぜなら経済活動は全て問題解決だからです。

常に顧客のことを具体的、分析的に考える癖はあなたが経験を積んでいく中で必ず生きてきます。

モノが溢れる現在の先進国では、顧客の抱えた問題が「機能」という具体的かつ画一的なものから、「意味」という抽象的かつ多様なものに移っている。

このような意味的価値の世界では、顧客の問題は「解決」する前にまず「発見」しなければなりません。顧客自身も気づいていない問題を発見しようというのですから、非常に困難かつ複雑なプロセスです。顧客の問題を発見し、解決するには、自分の仕事や顧客のビジネスモデル、属する産業の構造を熟知しなければなりません。その第一歩は、顧客を観察し、顧客について知ることです。キーエンスやラショナルをはじめ、先進国で成功している高収益企業の多くが顧客との直接的な接点を重視するダイレクトセールスモデルを採っていることは決して偶然ではないのです。

顧客の問題を発見・解決できる人材は、組織内外で高い評価を受けるので、組織の中で重宝され昇格・昇進します。転職するのも簡単。このような人材になるためには、顧客や取引先企業の事業(ビジネス)の経済性を読み解くとともに、それを解決するスキルが不可欠です。

若いうちは圧倒的に「自己投資」に比重をかけ、「長期株式投資」はひたすらフローの中からコツコツと積立てしていくということになります。若いうちは将来得られる「生涯収入」の方が、現在保有する「金融資産」よりも圧倒的に大きいのです。この生涯収入を大きくするような投資の方が効率的と考えます。

若いうちに身につけた「自分で稼ぐ力」は、インフレになっても目減りしませんし、不況で勤め先が倒産したとしても奪われることはありません。経済環境の変化に対する耐性も金融資産よりも強いのです。

魅力的な経済性を見極める能力を備えたインベスターは、世界中の素晴らしい事業の「オーナー」になることが可能です。例えば、ディズニーやアマゾン。

人はできるだけ速いスピードでお金持ちになりたい生き物なので、この時間をかけたプラスサムゲームを好んでやる人は少ないのです。だから、この手法をとることは、誰もいない綺麗な「ブルーオーシャン」を泳ぐのと同じことです。

自分がオーナーであるという感覚が育まれ、同時に事業を視る目を養うことができます。自ずとビジネスパーソンとしてのあなたの仕事の仕方も変わってくるはずです。そして最終的には自らの資本が、投資先の企業を通じて社会を良くしていっているという実感を持つことができます。資本家的発想を持つということは、単にあなたの株式投資、資産形成のやり方を変えるだけではなく、日々の生活、生き方をも変えていくのです。

「株式投資には複利効果がある」と言われますが、若干論理的な間違いがあります。正確には「強い企業の株式に対する投資には複利効果がある」です。

株主に配当した分だけ、企業価値増大の複利効果を殺してしまうので、株主の長期的な利益にならない。

強い企業の株価は、長期的には上昇する。

素晴らしい経済性を持つ企業のインベスターは、価値の複利効果を間接的に享受している。

100%の確信を持って言えることは、「素晴らしい経営者は素晴らしい投資家である」ということです。素晴らしい経営者は自社が営んでいる事業の経済性を熟知しています。どこに顧客にとっての付加価値があるのか、参入障壁をより高くするにはどうしたら良いのか、ということを日夜考え続けています。経営とは、そういった自社事業の経済性を考え抜いた上で、自社が「どこで戦うのか」を見極め、戦うべきところに経営資源を集中投下することです。

企業価値の約8割が、この「どこで戦うのか」という部分で決定される。

「私は事業家であるゆえに、より良い投資を行うことができる。そして、私は投資家であるゆえに、より良い事業を行うことができる」
(ウォーレン・バフェット)

髪を伸ばしても1ミリもいいことなんてありません。洗って乾かして整える手間と時間を考えると、その労力を他のことに使いたい。

仮説を導く時に一次情報以外の検索をするのは考え物です。誰かの意見とか感想などの二次・三次情報は仮説構築の邪魔になることはあっても助けになることはありません。自分で考えるということの妨げになるからです。

断言できるのは、情報の量と考える量は反比例するということです。

情報そのものには価値がなくなったと言っていいでしょう。それに反比例する形で「考える」ことの価値が増大したのです。

私は、何でも手書きでメモをとるようにしています。「自分の手を使って書く」ということはゼロベースで考えを整理する時には欠かせません。

思索を練るにはやはりアナログメモが私には合うようです。お気に入りのメモとペンがあれば何でも思いつけるという妙な錯覚を覚えることもあるくらいです。メモは大きい方がいいですね。大きなアイデアが生まれる気がします。

長期投資家の辞書に利確という言葉は存在しない。

「利益確定をしなくてもいい」ことが機関投資家と比べた時の、個人投資家の最大の強みなのです。

株式を売却するという決断は、現金に投資するという決断です。

あなたのお小遣いを捻出するためであれば「PL的発想」は必要かもしれませんが、あなたの資産形成にとって必要なものは「BS的発想」です。

配当は「強制的な利益確定」。売る必要のない株を強制的に売却させられているのと同じことです。

目をつぶると、素晴らしい企業が、その企業独自の競争優位性を活用して、自身の顧客や社会が抱えた問題、課題を解決していく様子が見えます。結果として「チャリンチャリン」という音を鳴らしながら、その企業の価値が増大していく様を投資家として楽しんでいます。

お金を懐に入れたまま数えているより、リスクをとって、そのお金を「これは!」と思う素晴らしい企業や優秀な経営者に預けることで、ほんの微力であったとしても世界中の様々な課題解決の一端を担える方が有意義だと思います。

私自身のポートフォリオには、価値を生まない現金を過度には保有せず、素晴らしい企業の株式(に投資している投資信託)を保有するようにしています。毎月入ってくる収入を原資に、素晴らしい経済性を有する企業の「価値」の持ち分を、毎日コツコツと買い増しています。それらにはその時々での「価格」が付いているはずですが、全く気に留めていません。

仮説の正誤にかかわらず、自分の頭で考えて自分なりの仮説を持つことは極めて重要です。

「何に投資しているのかわからないことが最大のリスクだ」とウォーレン・バフェットが指摘している通り、自分なりの仮説を持たずに投資をしても上手くいくことはありません。

私はディズニーが、産業バリューチェーンにおいて最も付加価値の高い最上流にポジションを持つ優良コンテンツを押さえているという仮説を持っています。

カメラを買う人が欲しいのは、写真ではなく思い出。顧客が望む本当の価値というものに本当に向き合っていれば、iPhoneが登場した瞬間に自社が取り組んでいるデジカメ事業のポジショニングが脅かされていることを感覚的に理解できたのではないかと思うのです。

企業は働く人のための場所ではなく、顧客の問題を解決する場所です。単に自社が持っている技術を磨く場所ではなく、顧客の問題解決のために技術を磨き、活用する場所なのです。

「(本田技術)研究所は人間、顧客を勉強する所だ。顧客にとっての価値は何か。これがわかれば技術が解決できる」(本田宗一郎)

GAFAが成し遂げたことは、一言で言うならば「個人情報支配」。しかし、今後は個人情報入手と管理について、国家による規制が導入されるのではないかと私は考えています。そうなればプラットフォーマーの産業バリューチェーンにおける付加価値は低下し、それに従って収益性と成長力は鈍化することになるでしょう。

シスメックスと同様に「命に関わる財におけるレーザー&ブレードモデル」で高い収益性を上げている企業が、エレベーター事業で世界シェア25%を持つアメリカのオーチス社です。当社もエレベーターという装置を納入し、納入後のメンテナンスで収益を上げています。

大事なことは、業種、セクター、国などの固定観念を捨てて、財・サービスの本質を需要サイド(利用者、消費者)から掘り下げるということ。

重要な20%を特定できれば、重要でない80%を捨てることができる。

銀行にずっと預貯金を預けっぱなしにするより、エルメスのバッグを一つでも買った方が資産形成になる。

フェラーリとエルメスに共通するのは、自社が長年かけて築き上げたブランドの価値を理解し、その価値を守るように供給量を慎重にコントロールしている点です。だからこそその財は希少性が守られ、高い資産価値を保つのです。

コツコツ貯めた200万円の金融資産ポートフォリオをどうするかよりも、「自分」という資産の価値を上げる方が、より大きなインパクトがあります。

「自分以外」に働いてもらう。ウォルト・ディズニーに投資をすれば、ミッキーマウスが世界中のディズニーランドでオーナーであるあなたのために働いてくれます。日本電産の株式を買えば、永守重信という稀有な才能を持った経営者があなたの「部下」になるのです。これこそが株式投資の真髄なのです。

「自分で働く=自分資産」と「自分以外に働いてもらう=金融資産」を組み合わせる考え方を「ジブン・ポートフォリオ」と呼んでいます。

私はビジネスパーソンとしての技術面での足腰になるものは「会計、統計、プログラミング」だと考えている。

あなたが今、35歳で取り組んでいるビジネスの実務は学びの宝庫です。そこに関連する周辺の知識や技術は、高い競争優位性となって40代の自分資産の価値増大に寄与するでしょう。

不動産は自宅用を含めて一切所有していません。人生の自由度を不動産に縛られるのが我慢できなかったからです。

自分という資産の価値は何でしょうか?それは、人の困りごとを解決できるビジネスパーソンとしての能力です。インベスターシンキング的に言うなら、顧客に対して付加価値を提供できるかどうかです。

顧客の顧客は誰か、をもっと俯瞰して想像してみる。

単なる「御用聞き」は、中抜きの大きな潮流の中で必要なくなる。

あなたの「競争優位性」は何か、考えてみましょう。

「金」と「仮想通貨」は、何も生まない資産。

「あなたなら、『17万トンの金の立方体』と『全米の農地+エクソンモービル10社分』のどちらを選びますか?」
(ウォーレン・バフェット)

1オンスの金は、どれだけ丁寧に磨いても永久に1オンスの金にしかなりません。

往々にして国債の利回りはインフレによる物価上昇に勝てません。バフェットは、過去47年間の米国のインフレ率と米国債の税引後利回りが同じ4.3%であったというデータを示し、「過去数世紀にもわたって国債を中心とする貨幣ベースの商品は世界中の人々の購買力を奪ってきた」事実を指摘しています。

政府は、創られた価値や富を再配分する主体ではあるものの、自ら価値を創出する主体ではない。そもそも価値を創出する主体ではない国家にお金を貸して、それが付加的な価値を戻してくれることを期待することが間違いなのです。

「価値」における物理的な限界があるからこそ、不動産という資産の「価格」はその時々の経済状況であるとか、人々の思惑によって大きく変動するのです。

より広い分野であなたの競争優位性が認められれば、あなたの昇進は約束されたようなものですし、転職先にも困ることなく好きな場所で働けます。これが「会社ニュートラル」な生き方です。

市場のセンチメント(心理状態)を知るためには、CNNの「Fear & Greed Index」を参考にすると良い。市場が悲観している時はインベスターにとってチャンスなので、私なんかはこの指数が「Extream Fear」に入ってくると、ワクワクしてしまいます。

自身の購買力を守るべく「ジブン・ポートフォリオ」を為替面で分散させておくことが肝要です。なぜならほとんどの日本のビジネスパーソンの「自分資産」は、「日本企業で働き、日本円を生涯収入として受け取る」構造なので、必然的に「日本企業の価値増大」「日本円」に偏りがちだからです。

TOPIXに代表される日本のインデックスへの投資は長期的にも報われにくいでしょう。S&P500に投資する方が断然いいと思います。

日本の株式市場は、価値を増大させない企業を温存させています。例えば、東芝は長年にわたって2000億円以上の利益を水増しするなどの粉飾決算を行なっていたにもかかわらず、上場廃止になっていません。その他にも東証1部には、経営状態の怪しいゾンビ企業も数多くあります。

S&P500インデックスに投資するということは、その新陳代謝の「枠組み」に投資するということなのです。「枠組み」に投資するのであって、個別企業の利益を見極めて投資することではないことから、簡単にバブルに踊ってしまうという欠点を持っているのです。それを理解した上で、S&P500に投資をすべきです。

そもそも企業が価値を増大するかどうかと、その企業がどの国で上場しているのかは全く関係がありません。例えば中国の経済成長を取り込むのに、中国に上場している企業を選択する必要はありません。ディズニー、ナイキといった米国企業に投資することで、十二分に中国経済の成長による価値増大は取り込めるのです。

「ジブン・ポートフォリオの作成はいわば、あなたの資産の見える化であると同時に、あなたのキャリアの棚卸しになるのです。少なくとも1〜3年に1回は書き直してみて、それを時系列に並べてみましょう。あなた自身とポートフォリオの成長を体感できるはずです。そして何より大事なことは、そのポートフォリオを見て、自分は今何に投資した方が良いのか、を客観的に俯瞰してみることです。

あなたが提供する価値の方が、あなたが受け取っている給料などの処遇よりも大きい状態を保つことが、会社ニュートラルなビジネスパーソンとして余裕を持って良い仕事ができる秘訣です。

どこでも通用する自分を作れば、次のステージが向こうからやってきます。それは昇進かもしれませんし、転職かもしれません。それが、自分というものが他の人から支配されていない状態、自らのオーナーになっている状態なのです。

つまりは自らをキャッシュディスペンサー化することに成功したということです。このキャッシュディスペンサーは、日本の不景気とかあなたの勤務先の不振とは関係なく、お金を吐き出し続けます。そして素晴らしいことに、インフレにも負けることがありません。確かに最初は吐き出すお金は少ないかもしれませんが、新機能の追加を怠らず、メンテナンスをしっかりすることで、複利的に吐き出すお金が増えていきます。

素晴らしい経済性を持った事業を営んでいる企業や、素晴らしい能力を持った経営者に働いてもらうのです。そうすることで、あなたは別のキャッシュディスペンサーを得ることになります。

何度でも言います。お金は「ありがとう」の対価だと。利益は顧客・社会が抱えた問題解決の対価だと。この原則を忘れた時、あなたのキャッシュディスペンサーは根底から崩れ去ります。

ユニ・チャームの社是に「原因自分論」というものがあって、従業員が持ち歩く手帳の中にも刷り込まれています。創業者の高原慶一郎氏の言葉ですが、「物事の原因と責任は全て自分にある。自分の非力さに原因を求め、他に責任を転嫁しない。原因を自分に求めることにより失敗の教訓を生かすことができ、人は成長する」というものです。

自分でコントロールできる領域を見極めて、そこに集中することが、自立するということなのです。

お金というのは、問題解決に対する感謝のしるしです。社会はその感謝の連鎖や循環で成り立っています。つまりお金とは、人と人とのつながりの中で得られるべき有機的なものなのです。

しかし、「早く遊んで暮らしたい(仕事をやめたい)から、投資などでお金をたくさん貯めて早期リタイアしたい」という人は、お金が有機的なつながりから生まれる産物だという本質を理解していないのだと思います。

一方、お金が「ありがとう」に集まってくるという本質を理解している人は、人や社会が抱えている問題発見・問題解決をしようと心がけ、その問題解決の対価としてお金を集めることができるので、外部環境の変化にビクビクする必要はありません。なぜならその人は、勤め先に依存することなく、自分自身と人とのつながりの中でできた信用をいつでもお金に変えることができるからです。これこそが「会社ニュートラル」な生き方であり、本当の意味で「自立する」ということなのです。

インベスターはいつでも国境をまたぐことができるのです。いつでも「ミッキーマウス」に働いてもらうことができるのです。

どんなビジネスでも、世の中の人々の困りごとや欲しいものを発見した個人が、その問題を解決するために生まれたものです。

私が言っている自立とは、「ジブン・ポートフォリオ」のオーナーとして顧客・社会の問題を解決していくということであり、そもそもが「利己と利他の融合」を目指すものです。

私たちは誰もが1人では生きることができません。生きるということは、お互いが迷惑をかけあうと同時に、お互いが助け合うということでもあります。

国も会社もあなたの人生に対して責任をとってはくれません。

まとめ

「複利効果」という観点から考えると、「自己投資」「金融投資」のいずれも、始めるのは早ければ早いほど良い。
もっと若い時に本書と出会えていれば・・、と思わせてくれる1冊でした。

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